マンゴー皮膚炎

マンゴ―の美味しい時期ですね♡

マンゴーはウルシ科の植物であるため、「ウルシオール」と似た成分である「カルドール」や「マンゴール」が含まれています。これがかぶれ成分!漆の成分「ウルシオール」は、アレルギーではない人でもかぶれを起こす可能性がある成分です。

そのため、接触によって皮膚炎を起こす可能性があります。

マンゴーの主要アレルゲンであるカルドールは主にマンゴーの果皮の部分に含まれていますが、果肉にも少量存在します。

ウルシ科の植物は、マンゴーの他、カシューナッツやピスタチオがありますので、これらの植物でもアレルギー症状がでる可能性があります。

また、ウルシ科の植物はイチョウ科の植物と交差抗原性がありますので、銀杏(ぎんなん)にも注意が必要です。

その他にはラテックスという物質にも似ている成分がマンゴーには含まれています。なのでマンゴーを食べるとラテックスアレルギーが起こることが確認されています。

 

【交差抗原性とは】

アレルギーの原因物質であるアレルゲンとなるものには、食べものやその他にもさまざまな物質があります。

その中には、アレルゲンのタンパク質の構造がよく似ているものがあります。

アレルギー反応は、アレルゲンへの過剰な免疫反応によって引き起こされる病気ですが、これらの構造が似たタンパク質に対しても免疫細胞が間違って異物とみなしアレルギー症状を起こしてしまうことがあるんです。

この性質のことを「交差抗原性」や「交差性」、「交差反応性」と言い、また、このような反応のことを「交差反応」と言います。

【症状は】

マンゴーアレルギーが引き起こされやすいのは、皮をむく時や口に入れた時。マンゴーを食べてから1〜2日後に、唇やその周辺をはじめ、手指や頬、耳にまで水泡や紅斑、丘疹などの症状がでることもあります。
場合によっては、前胸部や陰部、頸部にまで症状が及ぶ方、喉の辺りがかゆくなる方などもいらっしゃいます。

遅延型アレルギーですので、すぐに症状がでない場合が多く、接触または摂取後、数時間~2日以上経ってから発症します。

*気になる症状がございましたらご相談ください。

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2020年7月17日3:55 PM

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