魚の目・タコができてしまったら
魚の目(鶏眼)、タコ(胼胝)、どちらも皮膚の一部にくり返し刺激が加わるこで角質が部分的に厚くなる疾患ですが、症状には違いがあります。
《魚の目》
足の裏、足の指にできやすい。
●症状●
円形に皮膚が固くなり、中心に白っぽい芯がある。
皮膚が内側にくさび状に侵入するため、押したり歩いたりすると強い痛みがある。
《タコ》
足の裏、足の指、くるぶし、手の指
ペンだこ、座りだこ、吸いだこなど、職業やクセが影響する部位
●症状●
魚の目よりも大きめで、黄色味を帯びて盛りあがりがある。
芯はない。
圧迫しても痛みはないか、あっても軽度である。
【原因】
いずれも同一部位に摩擦や圧迫刺激がくり返し加わることで、皮膚を守ろうとする防御反応が働き、表面が少しずつ厚く、硬くなっていきます。
合わない靴、先端の細いハイヒール、底の硬い靴、素足でサンダルを履き続けるとできやすくなります。
また、姿勢や体のゆがみ、歩き方のクセ、長時間歩行、立ち仕事なども誘引となります。
【予防法】
・自分の足に合った靴を履く。
・裸足を避け、靴下をはいて摩擦を少なくする。
・足先が圧迫される靴や底が薄い靴は避ける。
・柔らかい中敷きや保護パッド、痛みがある時は魚の目用パッドを活用する。
・入浴、または足浴で血行を良くし、角質を溜まりにくくする。
・歩き方や立ち方を見直し、重心が偏らないように工夫する。
【治療】
当院では、専用の器具で除去する治療、角質ケアのための外用薬の処方を行っています。
魚の目、タコは同じ刺激を加え続ければ再発する可能性が高くなります。
普段からご自身で予防を心がけることも大切な治療のひとつです。
ご自身で市販のスピール膏を使ったり、カッターや爪切り等で取り除くと、場合によっては皮膚を傷つけて細菌感染をおこしてしまう事があります。
また、よく似た症状で、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というウイルス性のイボだった場合、放置すると広がったり、人にうつしたりします。
まずは患部の状態を確認するためにも、早めにご相談ください。
2021年11月22日3:28 PM
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