頻回な手洗い・消毒による手荒れ対策

秋になって次第に空気も乾燥し、手荒れが気になる季節となりました。
さらに今年は、新型コロナウイルス感染予防として手指の消毒や手洗いの回数が増え、手荒れでお悩みの方が増えています。

石けんやハンドソープによる手洗いは、汚れだけでなく、バリア機能として働く皮脂膜や皮膚のうるおい成分まで洗い流してしまいます。
また、アルコール消毒剤も皮膚のうるおいを奪い、乾燥させてしまいます。
この状態が続いてしまうと、手荒れやひび割れを引き起こす原因となります。

引きつづき感染予防のために手洗い消毒は必要な状況ですが、毎日の事だからこそ気をつけたい手荒れ予防のポイントについてご紹介します。

◆◆手洗い・アルコール消毒で気をつけること◆◆
◎肌にやさしいものを選ぶ。
「低刺激」「敏感肌用」「保湿剤配合」などの記載があるものを選ぶ。
◎手洗い時は水を使う。
お湯を使う機会が多いと、皮脂が奪われてしまうため、なるべく水で洗うようにしましょう。
◎手洗い時は泡でやさしく洗い、泡が残らないようにしっかり洗い流す。
◎拭く時はこすらずにやさしく、水分を残さないようにしっかりと拭きとる。
濡れたままにすると、皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまい、より乾燥させてしまいます。
◎手洗い・消毒の後は保湿剤をこまめにたっぷり塗る。
保湿成分を補い、皮膚表面から失われる水分を皮膚にとどめる作用があります。
塗り方によって効果が変わりますので、正しく使いましょう。

◆◆正しいハンドクリームの塗り方◆◆
手洗い・消毒した後すぐに塗りましょう。
効果の出る量をしっかり使いましょう。
チューブタイプのハンドクリームなら、人差し指の先から第一関節まで(約2㎝)(0.5g)の量が両手塗るのに必要です。

保湿剤塗り方
塗った後、肌にティッシュペーパーがくっつくぐらいが目安です。
少ないと摩擦で肌を傷つけてしまいます。
③クリームをとって手のひら全体に行きわたらせながら、両手を合わせて温めます。
温める事でクリームの伸びがよくなり、また、浸透しやすくなります。
④手の甲全体になじませます。
⑤指の付け根から螺旋を描くように指先へ1本ずつ丁寧に握るように塗ります。
特に爪周りは乾燥しやすいので念入りに塗りましょう。

手洗い・消毒する時にしみて痛い、市販のハンドクリームを使ってもなかなか改善しないなど、お困りの方はどうぞお早めにご相談ください。

 

2020年10月30日12:07 PM

お肌のトラブルから美容のお悩みまで、
いつでもお気軽にご相談ください。

〒604-0861
京都市中京区烏丸通丸太町下る大倉町201
パレスサイドビル2階

からすま丸太町皮フ科クリニック

お電話でのお問い合わせは075-221-8235

診療カレンダー
診療時間
10:00~13:00 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中
15:00~18:30 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中    

※受付は診療開始時刻の15分前より開始いたします。
(午前9:45~/午後14:45~)
※祝日は休診