気になるイボ(ウイルス性疣贅)はありませんか? 〜その1〜

イボ(ウイルス性疣贅)は、ヒトパピローマウイルスによる皮膚のウイルス感染症です。
後発部位は手や足の裏で、お子様から大人まで年齢問わずできます。
円形の突起したできもので、でき始めは小さく半透明ですが、
放っておくと次第に硬くなり、黄白色や灰白色になります。

足の場合、皮膚の表面がガサガサしていて、見た目はウオノメと似ています。
イボの場合、皮膚の表面近くまで血管が通っているので、黒い点々があるのがウオノメとの違いです。

基本的に痛みや痒みなどの自覚症状がないため、
「目立たない所だし」「ただのイボだし」「日常に支障ないし」と放置される方が多いようです。
しかし、ウイルス性のイボは放っておくと治療に長い時間かかってしまったり、
ご自身の他の部位や周りの人にうつしてしまう危険もあります。

早めの治療開始が治すための一番の近道です!
怪しいな、と思われるイボを見つけたら、
まずはできるだけ早く皮膚科を受診しましょう。

水虫

治療法は?
最も一般的で確実な方法で保険適応されているのは、液体窒素による冷凍凝固法です。
-196℃の液体窒素を綿棒にとって患部に当てる治療法です。
液体窒素で患部を瞬間的に凍らせることでウイルスに感染している細胞を破壊し、
同時に患部周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化させ、ウイルスを排除する効果もあります。
痛みの強さ、感じ方には個人差がありますが、
一般的には冷たい氷を押し当てた時のような痛みを伴うと言われています。
冷凍凝固法と併用して、必要に応じてイボに効果的な漢方薬も処方しています。

治療のペースは?
患部の様子を見ながら1~2週間に一度のペースで行います。
3週間以上間隔が空いてしまうと、患部のウイルスが増殖して治療効果が薄れてしまう場合がありますので、
定期的な通院をお勧めしています。

治療後の注意点、完治までの期間については、また次回に掲載させていただきます。

2017年9月29日12:55 PM

お肌のトラブルから美容のお悩みまで、
いつでもお気軽にご相談ください。

〒604-0861
京都市中京区烏丸通丸太町下る大倉町201
パレスサイドビル2階

からすま丸太町皮フ科クリニック

お電話でのお問い合わせは075-221-8235

診療カレンダー
診療時間
10:00~13:00 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中
15:00~18:30 診療中 診療中 診療中 診療中 診療中    

※受付は診療開始時刻の15分前より開始いたします。
(午前9:45~/午後14:45~)
※祝日は休診