単純ヘルペス

【単純ヘルペス】

《特徴》

単純ヘルペスウイルス(1型と2型があります)の感染によって起こる

帯状疱疹よりも症状は軽いものの何度も再発をくり返す

唇、目の角膜、性器などあちこちにできる

主な分類 特徴
Ⅰ型 唇ヘルペス 唇やその周りに水痘が現れる。1年に数回、再発する。
ヘルペス性歯肉口内炎 歯肉や口内の粘膜に症状が現れる。
乳幼児の初感染に多い。
カポジ水痘様発疹症 アトピー性皮膚炎と単純ヘルペスを合併したときになる。
Ⅱ型 性器ヘルペス 性器に症状が現れる。主に性行為によって感染する。再発しやすい。
※Ⅱ型の性器ヘルペスの症状は軽いが、Ⅰ型の場合、初感染のときは重症化しやすい。

《症状》

ピリピリ、チクチクとした違和感や痛み、赤いブツブツができる

水ぶくれができて、痛みも続く

リンパ節の腫れなど強い症状の発現

カサブタとなる

再発の場合は、初めて感染したときに比べて症状が軽いのが特徴です。

 

潜伏ウイルスによる再発

ヘルペスウイルスは、一度感染すると、その後ずっと人の体に住みつく特徴を持っています。そして、発熱や過労、ストレスなどで体の免疫力が低下したときに再発します。水痘・帯状疱疹ウイルスの再発で起きる帯状疱疹は、通常一生に一回ですが、単純ヘルペスの感染で起きる口唇ヘルペスなどは何度も再発を繰り返すことがあります。

口唇ヘルペス

単純ヘルペスウイルスによる感染で一番多いのが、口唇ヘルペスです。

唇や口の周りに、ピリピリ、チクチクといった違和感を感じ、部分的に赤く腫れあがります。

       ↓

その1~3日後に5mmほどの水ぶくれがいくつかあらわれ、水ぶくれがかさぶたになり

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きれいになくなるまでに2週間ほどかかります。

       ↓

治っても再発を繰り返すことがあります。

 

《治療》

  • 抗ウイルス薬の早めの内服が治療の基本です
  • 場合によっては、外用薬を使うこともございます

 

 

※体の抵抗力を高めることで、単純ヘルペスが再発しにくくなります。日頃から栄養バランスの良い食事をとって、ストレスの少ない生活を送るように心がけましょう。また、症状が現れましたら早めの受診をお勧めいたします。

《生活上の注意としましては》

水ぶくれなどの患部に直接触れない

口唇ヘルペスによる水ぶくれの中には膨大な数の単純ヘルペスが詰まっています。これが破れて他人の皮膚や粘膜につくと簡単に感染します。

また、タオルやコップなどは共有しないようにした方が良いかもしれませんね。

2019年4月1日4:32 PM

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