円形脱毛症
円形脱毛症とは、、、
突然、円形や楕円形の境界明瞭な脱毛斑が発生します。数カ月で自然治癒する事が多いですが、多発する場合は汎発性脱毛症(全身の毛が抜け落ちてしまうタイプ)へと進行する事があります。
💡症状
若年者に好発し、大部分は頭髪に生じますが、眉毛、ひげ、四肢の毛などに認められる場合もあります。前駆症状や自覚症状がなく、突然に境界鮮明な脱毛斑が出現し、病変部の毛根は膨らみが無く、先の尖った感嘆符毛(毛根部分がやせ細っている様子)となります。直径は2~3センチの円形や卵円形で通常は単発ですが、多発する例もあります。側頭部の毛の生え際にかけての脱毛(蛇行状脱毛症)は難治性であり、脱毛斑が融合し全頭脱毛症に進行する例もあります。全身の毛も抜け落ちてしまうものを汎発性脱毛症といいます。また、爪の小さな陥凹や粗造化を伴うこともあります。
💡病因
毛母細胞が一時的に何らかの原因によって障害されることで発症します。栄養障害説、遺伝説、ストレス説なども考えられていますが原因は不明です。自己免疫性甲状腺疾患や尋常性白斑、アトピー性皮膚炎を合併する例があり、自己免疫の関与も考えられています。
💡治療
数カ月の経過で自然治癒しますが、難治性や再発性のものもあります。根治に至る治療法はまだ確立されていません。
現在行われている治療法
・内服・外用薬の使用:ステロイド剤や塩化カルプロニウム液の外用、抗ヒスタミン薬やセファランチンの内服をします。
・ステロイド局所注射:炎症や免疫機能を抑えられる効果のあるステロイドを脱毛斑に注射します。
・局所免疫療法:人工的にかぶれを起こす薬剤を塗って発毛を促します。
・冷却療法:ドライアイスや液体窒素などを脱毛斑に当て毛髪の再生を図る治療法です。
・紫外療法:PUVA治療法、ナローバンドUVB療法、エキシマレーザー療法などがあります。広い範囲で脱毛する重度の患者様に使用される事があります。
当クリニックでできない治療は希望があれば他院をご紹介させていただきます。
男性型脱毛の内服もございますのでお気軽にご相談下さい。
2021年9月30日12:23 PM
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