パッチテストのご予約受付を再開しました!
さわやかな秋風が心地よい季節ですね🍂
朝晩とずいぶん涼しくなりましたので、
当院では夏の間中止しておりましたパッチテストを10月より再開いたしました。
《パッチテストとは?》
皮膚炎の原因として、皮膚に接触するアレルゲンが関係しているかどうかを調べる検査です。
例えば、
◎金属:アクセサリー、ベルトのバックル、ファスナー、時計、ビューラー
◎化粧品:防腐剤、香料、日焼け止め
◎日用品:洗剤、柔軟剤、シャンプー、リンス、石けん、接着剤、塗料、テープ、
◎白髪染め、ヘアカラー
◎ゴム製品:ゴム手袋、靴、イヤホン、ゴーグル
◎革製品:ベルト、バッグ、グロー、財布
など。
背中にアレルゲンのついたシールを貼り、48時間後、72時間後、1週間後の皮膚の反応を観察します。
パッチテストは丸2日お風呂に入れなかったり、汗によって薬品が流れて正確な診断ができなくなるため、夏季に行うことができない検査です。
皮膚のかぶれの原因が分からずお困りの方は、ぜひ秋冬の間にお気軽にご相談にいらしてください😊
《パッチテストの方法》
22種類の試薬のついたシールを背中に貼付し、以下のようなスケジュールで経時的に反応を観察します。
一度ご来院頂き、医師の診察を受けてからご予約をお取りし、判定日のスケジュールを決めていきます。
1日目
予約の日時にご来院ください。
医師が貼付部位の状態を確認し、パッチを貼付します。
貼付後のシャワー、入浴、運動は禁止です。
2日目
来院の必要はありません。
引き続きシャワー、入浴、運動は禁止です。
3日目(48時間後判定)
予約の日時にご来院ください。
パッチを剥がし、30分〜1時間後の状態を医師が判定します。
シャワー、入浴、運動が可能になります。
4日目(72時間後判定)
予約の日時にご来院ください。
医師の判定があります。
7〜8日後(1週間後判定)
予約の日時にご来院ください。
医師が最終判定をし、説明があります。
判定結果表をお渡しいたします。
◆パッチテストは保険適応の検査です。
◆対象年齢は16歳以上の方です。また、妊娠中は検査できません。
◆歯科金属はどのような金属を調べた方がいいか歯科にご確認のうえ、お問い合わせください。
(当院のパッチテストで対応できない場合がございます。)
当院で取り扱っているパッチテストで判定できるアレルゲンは、こちらをご参照ください。
2021年10月11日4:15 PM円形脱毛症
円形脱毛症とは、、、
突然、円形や楕円形の境界明瞭な脱毛斑が発生します。数カ月で自然治癒する事が多いですが、多発する場合は汎発性脱毛症(全身の毛が抜け落ちてしまうタイプ)へと進行する事があります。
💡症状
若年者に好発し、大部分は頭髪に生じますが、眉毛、ひげ、四肢の毛などに認められる場合もあります。前駆症状や自覚症状がなく、突然に境界鮮明な脱毛斑が出現し、病変部の毛根は膨らみが無く、先の尖った感嘆符毛(毛根部分がやせ細っている様子)となります。直径は2~3センチの円形や卵円形で通常は単発ですが、多発する例もあります。側頭部の毛の生え際にかけての脱毛(蛇行状脱毛症)は難治性であり、脱毛斑が融合し全頭脱毛症に進行する例もあります。全身の毛も抜け落ちてしまうものを汎発性脱毛症といいます。また、爪の小さな陥凹や粗造化を伴うこともあります。
💡病因
毛母細胞が一時的に何らかの原因によって障害されることで発症します。栄養障害説、遺伝説、ストレス説なども考えられていますが原因は不明です。自己免疫性甲状腺疾患や尋常性白斑、アトピー性皮膚炎を合併する例があり、自己免疫の関与も考えられています。
💡治療
数カ月の経過で自然治癒しますが、難治性や再発性のものもあります。根治に至る治療法はまだ確立されていません。
現在行われている治療法
・内服・外用薬の使用:ステロイド剤や塩化カルプロニウム液の外用、抗ヒスタミン薬やセファランチンの内服をします。
・ステロイド局所注射:炎症や免疫機能を抑えられる効果のあるステロイドを脱毛斑に注射します。
・局所免疫療法:人工的にかぶれを起こす薬剤を塗って発毛を促します。
・冷却療法:ドライアイスや液体窒素などを脱毛斑に当て毛髪の再生を図る治療法です。
・紫外療法:PUVA治療法、ナローバンドUVB療法、エキシマレーザー療法などがあります。広い範囲で脱毛する重度の患者様に使用される事があります。
当クリニックでできない治療は希望があれば他院をご紹介させていただきます。
男性型脱毛の内服もございますのでお気軽にご相談下さい。
2021年9月30日12:23 PM
🍂秋のスキンケア🍂
夏の暑さも落ち着き、過ごしやすい季節になりましたね。
肌への負担も比較的少ない秋ですが、実は季節の変わり目は皮膚トラブルを起こしやすい時期でもあります。
《秋に皮膚トラブルがおこりやすい原因》
◎夏の紫外線ダメージによるバリア機能低下
夏に浴びた紫外線ダメージは肌のバリア機能を低下させるため、外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。
◎湿度の低下による乾燥
夏とは一転し、秋は空気が乾燥し始めます。
この乾燥がさらに皮膚のバリア機能を低下させ、カサつきやゴワつきの原因となります。
◎花粉、マスクなど外部からの刺激
秋にもブタクサやヨモギなどの花粉が多く飛散しています。
また、毎日欠かせなくなったマスクによる皮膚への摩擦刺激も原因のひとつです。
夏のダメージを修復し、冬の乾燥に備えるためにも、
秋もスキンケアは万全に行いましょう😊
◉保湿ケア◉
まず大切なのは保湿です。
夏のダメージを受けた肌のバリア機能の乱れは、皮膚のターンオーバーに悪影響を及ぼします。
本格的な乾燥シーズンを迎える前に、肌の状態を整えるためにしっかりスキンケアをしましょう。
◉引き続き紫外線対策を!◉
夏ほどではありませんが、秋も紫外線量は多いです。
お出かけの際は日焼け止めを塗るなどUVケアは忘れずに行いましょう。
日常生活程度であればSPF20~30で十分です。
こまめに塗るようにしましょう。
当院では、肌の状態を診て、必要な方へ薬と合わせて保湿剤も処方しております。
また、肌にやさしい化粧品のサンプルのご用意もございます。
~取り扱い商品~
・NOV
・Cellnew
・NAVISION DR
・ITO
・GRAFA
2021年9月28日12:54 PM秋の花粉状況
秋の花粉症
秋の花粉症の原因として多いのは、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど草の花粉です。
ブタクサとヨモギはキク科、カナムグラはアサ科の植物。
これら草の花粉は、スギやヒノキのような樹木の花粉と違って遠くまで飛ぶことはなく、 飛距離はせいぜい数メートルですが、ごくごく身近なところにあるため、うっかり近づいてしまうと花粉を浴びてしまいます。
ブタクサは秋の花粉症の代表的な植物です。ブタクサの花粉は午前中に飛散します。
秋花粉の飛散期間
ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの花粉が飛散する期間は、8月から10月
秋はハウスダストも増える季節
家の中で症状が強くなるような場合は、花粉症ではなくハウスダストの可能性もあります。
ハウスダストには、室内のホコリやダニ(死骸も)、ペットの毛、人の髪の毛、フケ、カビなどが含まれます。
夏の暑い時期に繁殖するダニは、秋になると死んでしまいますが、その死骸は小さく非常に軽いので、人の動きや空気の流れによって舞いあがります。
それがアレルギー症状を引き起こす原因になります。(鼻水、目のかゆみ、皮膚のかゆみなど)
◇治療◇
・症状に合わせて内服、点眼、点鼻薬を処方します。(皮膚科でも点眼・点鼻薬の処方が可能です)
・アレルギー検査も行っていますので、お気軽にご相談ください。
巻き爪が気になる方へ😊
巻き爪とは、爪の両側あるいは片側の端が内側に向かって強く巻き込んだ状態になる爪の変形のことです。最もよく見られるのは足の親指です。
巻き爪になると。。。
足の指が痛くて歩くのが辛い
爪の縁がまわりの皮膚を刺激したり傷つけたりして、痛みを起こすようになります。爪の中央部分が高くなるため、特に靴を履いて歩く時には痛みが強くなり、歩きづらくなることが多いです。
爪が切りにくい
巻き爪になると爪のカーブが強くなり、家庭でよく使われている爪切りでは、うまく切れなくなってきます。
素足だと見た目が気になる
爪のカーブが強くなり、ひどくなると筒のように丸まった形になります。素足を出すことが多くなる夏は、見た目が気になる事もあります。
陥入爪になる可能性も
巻き爪を短く切りすぎてしまうと、爪の端が周りの皮膚に深く食い込んで「陥入爪(かんにゅうそう)」という状態になることがあります。そうすると炎症による腫れや赤み、痛みがより強くなります。その場合は巻き爪の治療だけでなく、陥入爪による炎症をおさえるための治療も必要になります。
巻き爪の痛みから足をかばおうとしていつもと違う歩き方をしていると、タコやウオノメなどのトラブルが起こりやすくなります。また、足首や膝、腰にも負担がかかり、捻挫、膝痛、腰痛の原因になる事もあります。
軽度のうちに治療をすれば、その分早く治るので、気になったら早めに治療しましょう。
また、ご自宅での爪切りが難しい場合は、爪切りの処置も行っていますので、
気になる方はどうぞお気軽にご相談ください。
2021年8月26日12:06 PM
マダニに咬まれてしまったら😥
緊急事態宣言も解除されて徐々にお出かけする機会も増え、
最近はマダニに咬まれて受診される方が増えてきました!
春~夏に多く発生するため、これからのシーズンは特に注意が必要です。
公園や草むらにもマダニはいます!
山や川、キャンプなど、アウトドアを楽しまれる方はもちろんですが、犬の散歩などに行く時もダニ対策をしっかりしてお出かけ下さいね。
《ダニ対策》
◎なるべく肌を露出しないような服装(長袖、長ズボン、足を覆う靴など)を着用する。
◎虫除けスプレーを活用する。
◎なるべく草木の多い所には立ち寄らない。
◎草むらの上には直接座らない。
◎草木の多い所に出かけた際は、マダニに咬まれていないか確認する。
マダニはヒトや動物の皮膚について数日間吸血し、
満腹になると自ら離れて落ちます。
咬まれても痛みや痒みなどの自覚症状がないため、
しばらく気が付かない事もよくあります。
皮膚にくっついて取れないマダニを無理やり引っ張って取り除こうとすると、
マダニの口器が皮膚の中に残ってしまい、まれに重篤な合併症を引き起こす事もあります。
適切な処置、抗生剤の内服が必要となりますので、
マダニに咬まれたら、取らずにそのまま受診してください。
2021年6月21日11:54 AM
手足の水ぶくれ、汗疱(かんぽう)かもしれません🖐
春先から夏にかけて手の平や足の裏、手足の指の側面に痒みを伴う水ぶくれができたことはありませんか?水虫に似た症状ですが、実は汗が原因で発症する「汗疱」かもしれません。水疱が破れて皮膚が炎症を起こすと「汗疱状湿疹」、「異汗性湿疹」と呼ばれます。
「汗疱」とは💡
汗の出口が炎症し、生じる病気です。汗を多量にかくと汗腺がつまり、出口がふさがれます。分泌されずに皮膚内にたまった汗が炎症を起こして水疱ができます。さらにそれが破れて炎症を起こすことで激しい痒みや痛みが生じます。汗の出口が多い手の平や指、足の裏や足の指によく見られます。症状が水虫(白癬)によく似ており、患者さんの中には水虫だと思って来院され、汗疱だったということも少なくありません。水虫のように菌による病気ではないので、誰かにうつることはありません。
治療法💊
症状が軽くて痒みなどがない場合は、2~3週間程度で吸収され、自然に改善することもあります。赤みや痒みがある場合はステロイドの塗るお薬を使用し、症状を抑えます。表面の角質を柔らかくさせ汗の排出を促す尿素軟膏やヘパリン類似物質を使用することもあります。痒みが強い場合は、痒みを抑える飲み薬も処方します。
痒くてかきむしってしまうとますます痒みが強くなるため、湿疹がひどくなる前に早めに受診しましょう。
また、水虫と勘違いして市販薬を使用して症状が悪化するケースもありますので、自己判断で症状が悪化してしまう前に一度ご相談ください。
水虫と間違えやすい皮膚の病気👣
水虫と聞いてまず思いつく症状といえば、
・かゆい
・皮がむける
・ジュクジュクする
・水ぶくれができる
・白くふやける
などが挙げられます。
これらの症状は水虫の特徴ではありますが、同じような症状が出る病気は他にもあります。
また、水虫は常に痒みを伴うものと思われがちですが、実は痒みが出る方は半数程度で、出ない場合も多くあります。
◆◆水虫と似た症状の皮膚の病気◆◆
【汗疱】
痒みを伴う小さな水疱が手足の指や手のひら、足の裏などにくり返しできます。
【多汗症】
手のひらや足の裏に過剰に汗をかき、角質が白く浮き上がって皮がむけてきます。
【掌蹠嚢胞症】
手のひらや足の裏に膿がたまった小さな嚢胞がたくさんでき、良くなったり悪化したりを繰り返します。嚢胞の出始めに痒みが出ることがあります。
【接触皮膚炎】
特定の物質の刺激やアレルギー反応でかぶれて、痒みを伴います。
塗り薬が原因でおこることもあります。
【疥癬(かいせん)】
ヒゼンダニというダニによって起こる感染症です。
皮膚の直接接触によって感染します。
手足の指の間、腹部、外陰部などに発疹が出て、とても強い痒みが出ます。
水虫か、それとも違う病気かを見分けるには、まずは水虫の原因菌(白癬菌)が存在するかを調べる検査が必要です。
めくれた皮膚の一部を採取して、顕微鏡で調べます。
結果は5分程でわかります。
市販の水虫薬などを使用されている場合は正しい結果が出ません❌
必ず薬を使用する前に検査を受けましょう!
気になる症状でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
2021年5月25日4:30 PM意外と知られていない、5・6月の紫外線の恐怖😲❕
このところ毎日のようにじめじめとした暑い日が続きますね🐌☔今回は5.6月の紫外線についてです👆
曇や雨が多い梅雨の時期だからと油断しがちなこの季節ですが、気象庁のデータによると5.6月は紫外線量が強く降り注ぐ月だそうです。紫外線による健康被害には、日焼けなどの急性のものと、長年にわたる蓄積により皮膚がんなどの病気になるリスクを高めるといった慢性のものがあります。世界保健機構(WHO)はUVインデックスを活用した紫外線対策の実施を推奨しています。
UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いを分かりやすく示すために紫外線の強さを指標化したものです。
【UVインデックスに応じた紫外線対策】
11+ 極端に強い 8~10 非常に強い
→日中の外出は出来るだけ控えよう。必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう。
6~7 強い 3~5 中程度
→日中は出来るだけ日陰を利用しよう。出来るだけ長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう。
1~2 弱い
→安心して戸外で過ごせます。
京都府のUVインデックスは5月から「強い」となり、しっかりとした紫外線対策が必要です。
紫外線対策として1番に思い浮かぶのは日焼け止めではないでしょうか😳❔
当院では、全身にお使い頂ける塗る日焼け止め、飲む日焼け止めの取り扱いをしております。
サンプルのご用意もございますので、お探しの方はお気軽にスタッフまでお声がけください。
帯状疱疹はこんな病気です👩⚕️❕
新年度もスタートし、慌ただしい日々が続いているのではないでしょうか。近頃、帯状疱疹で来院される方が増えてきています。疲れやストレスで体の免疫力が低下したときに帯状疱疹ウイルスが活性化する事で、神経を通って皮膚に水疱ができます。
【帯状疱疹ってどんな病気❔】
身体の左右どちらか一方にピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に現れる病気です。帯状疱疹は身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種である水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。水ぼうそうにかかった事のある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。
【主な症状・経過】
一般的には身体の左右どちらか片方の神経に沿って赤い斑点と小さな水ぶくれがに現れるのが特徴です。赤い斑点の現れる数日~1週間程前から、皮膚の違和感やピリピリ感などの神経痛を伴うことがあります。その後強い痛みが伴い、体の片側の神経に沿って帯状に赤い斑点が現れ、その後赤い斑点上に水ぶくれができます。水ぶくれは破れてただれた状態となり、かさぶたへと変わります。皮膚症状が治った後も後遺症として帯状疱疹後神経痛が残る事があります。
【発症部位】
胸から背中にかけて症状が現れる事が多く全体の半数以上が上半身に発症します。割合としては、頭部~顔面17.6%、頸部~上肢14.5%、上肢~胸背部31.2%、腹背部19.6%、腰臀部~下肢17.1%となっています。
50最代~70歳代に多くみられる病気ですが、過労やストレスが引き金となり若い人に発症することも珍しくありません。神経痛かと勘違いをし湿布を貼ってしまい悪化する事例等ありますので、気になる症状があればいつでもお気軽にご相談下さい。
2021年4月20日4:40 PMお肌のトラブルから美容のお悩みまで、
いつでもお気軽にご相談ください。
〒604-0861
京都市中京区烏丸通丸太町下る大倉町201
パレスサイドビル2階
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