手あれが気になる季節になりました
気温が低くなり、皮膚の乾燥とともに手あれがひどくなったと実感する人が多くなったのではないでしょうか。
手あれは、特に主婦、美容師、飲食店員など、指先を使うことが多い人にみられます。
石けんや洗剤などを使って頻繁に水仕事をしたり、指先をよく使ったりしたあとにお手入れをしないで放っておくと水分が失われやすくなり、皮膚のうるおいが保てなくなるからです。
一般に、アトピー素因を持つ人に多くみられ、冬にひどくなりますが、夏にはよくなることが多いようです。
手あれが進むと、赤みやかゆみも伴ってきて小さな水ぶくれやひび割れもみられ手湿疹の状態まで進んでしまいます。
日常生活では、手の洗いすぎには注意し小まめにハンドクリームなどで保湿しましょう。
木綿の手袋などを着用して、指先を直接刺激しないようにしましょう。
また、水仕事をする際にはその上からゴム手袋を着用して直接洗剤に触れないようにする等刺激を避けましょう。
手あれが気になる方は、症状がひどくなる前に受診してご相談下さい。
2014年11月13日5:24 PM食物アレルギー検査について
◆お魚や卵を食べると湿疹が出る
◆フルーツを食べると口の周りが痒くなる
こんな症状が気になったことはありませんか?当院では、採血によるアレルギー検査を行っています。動植物・食べ物などから気になる項目を複数選択して検査を行いますので、お心当たりのある方はご相談ください。
2014年11月1日5:15 PM
毛虫による皮膚炎
毎年春と秋にはチャドクガの幼虫をはじめとする毛虫が卵から孵化し、毛虫皮膚炎の患者さまが多くご来院されます。外遊びをするお子さまや庭木のお手入れをする方が被害に遭いやすいと言われていますが、お散歩コースや通学路にツバキ・サザンカなどの木がある方もこの時期は注意が必要です。
■毛虫皮膚炎とは?
毛虫の体を覆っている毒針毛が、何らかの原因で肌に付着することによって引き起こされます。特に被害の多いチャドクガは全身に約50万本もの毒針毛を持っている為、毛虫が好む木の下を通っただけで、風に飛ばされた毒針毛がついて皮膚炎になってしまうこともあります。
■症状
毒針毛に触れた部分に紅い発疹ができ、強いかゆみを伴います。毒針毛の長さは0.1㎜程度の為目には見えませんが、このとき患部を掻いてしまうと、発疹部分に刺さった毒針毛が手を介して周囲に広がり、発疹も広がってしまいます。症状が現れるのは腕や首回りといったお洋服の外に出ている部分が多いのですが、襟や袖口から毒針毛が入ると背中や腹部にも発疹ができてしまいます。
毒針毛に触れてから発疹が現れるまで時間差がある為、はじめは毛虫皮膚炎と気づかず掻いてしまい、症状を悪化させるケースも多いのですが、明らかに毛虫と接触した場合は決して患部をこすらず、粘着性のテープで毒針毛をはがし取ってからお水で洗い流してください。毒針毛が皮膚の奥に入ってしまうと完治まで数週間かかることもありますので、できるだけ早く皮膚科を受診し、つらいかゆみを抑えましょう。
2014年10月2日5:13 PM
秋の花粉症にご注意下さい!
夏の暑さが和らぎ、過ごしやすい気候になってきました。
外に出掛けた際、鼻がムズムズ「あれ?おかしいな?」と感じることはありませんか?
もしかしたらそれは、花粉症かもしれません。
花粉症というと春先のイメージですが、実は秋も花粉症が多い季節です。
花粉症は鼻炎や結膜炎という症状がよく知られていますが、
皮膚のバリア機能が低下していると、花粉が付着することにより皮膚炎を起こすことがあります。
当院では花粉のアレルギー検査も行っております。
お気軽にご相談下さい。
早めの対策をとり、快適な秋を過ごしましょう。
代表的な秋の花粉
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※秋の花粉症の原因となる植物は、ブタクサやヨモギ、カナムグラなどで、
線路沿いや河川敷、住宅地付近の空き地に生えています。
背が低く、道路が舗装されていることが多いので、花粉の飛ぶ範囲はそんなに広くありません。
そのためブタクサなどが生えている場所に近寄らなければ、症状はある程度抑えられるでしょう。
散歩や通勤圏内にブタクサやヨモギなどがないか確認してみましょう。
2014年9月1日5:06 PM
夏こそ皮膚科でツルスベ肌に♪
肌の露出が増える季節がやってきました。
上着で隠れていた二の腕のプツプツや背中ニキビ、
かかとのガサガサは大丈夫ですか…?
当院では、ケアの必要な部位に合わせて様々なお薬を処方しています。
ニキビに身体の内側から働きかける内服薬や、
自分で見えにくい背中にも使えるローションタイプのお薬、
お肌にできたプツプツやガサガサを治療する塗り薬など、
憂鬱な悩みの解消を皮膚科がお手伝いします。
ムダ毛の自己処理や虫刺されで起きてしまったトラブルもご相談ください。
つるつるすべすべのお肌になって、夏の装いを楽しみましょう。
もちろんUVケアは忘れずに!
2014年8月1日5:03 PM
とびひにご注意下さい
伝染性膿痂疹(とびひ)は、あせもや虫刺さされなどのひっかき傷から皮膚を溶かす毒素を持った細菌が侵入することによって、
やけどのような湿疹が広がり、まるで火の粉のように自分や他人の身体に症状が飛び火する疾患です。
お子さまだけの疾患と思われがちですが、大人でも過労やストレスなどで免疫力が低下していると感染してしまいます。
また、お顔や四肢など露出して手が届きやすい場所に出来ることが多く、強い痒みを伴うため、
寝ている間に掻きむしって症状を広げてしまったり、そのまま放置すると跡が残ってしまう恐れもあります。
当院では、とびひの治療も行っております。
症状に気づいたら、出来るだけ早めにご受診ください。
2014年7月1日5:07 PM
陥入爪
陥入爪とは
爪の角が周囲の皮膚に刺さって炎症を起こした状態をいい、そのまま放置すると患部に肉芽組織が生じることもあります。巻き爪は爪の両脇が湾曲する程度で化膿することは殆どありませんが、陥入爪の場合は患部が赤く腫れて化膿したり、歩行時に強い痛みを伴うなど、日常生活に支障をきたすケースもあります。
主な原因
深爪や合わない靴を履き続けることによる圧迫が殆どです。先の細い靴やハイヒールを好む場合、こうした靴を履きやすいよう爪の角を落としてしまうことで深爪にもなり易く、また切り残しが棘のようになって患部に刺さってしまう現象も起こります。
治療の種類
患部の状態により数種類の治療法があります。健康保険が適応できる治療法とできない治療法がありますが、保険医療機関では双方を組み合わせた治療が禁止されている為、担当医が患部をよく拝見して該当する治療法を説明し、ご納得いただいたうえで実際の治療を開始します。どの治療法も数週~数ヶ月の通院が必要ですが、根気よく通院して痛みを軽減していきましょう。
水イボ摘除
今年も水イボの患者さまが多く来院される季節となりました。
水イボの症状と、当院での施術方針をご紹介いたします。
症状
伝染性軟属腫(水イボ)は、幼児~小学校低学年のお子さまに多く発症し、できたり消えたりを繰り返します。
痒みや痛みといった自覚症状はほとんどありませんが、つやつやした水疱の中にたくさんのウイルスが含まれ、
潰したり引っ掻いたりすると自身や他人に感染してしまい、自然治癒には半年ほどかかると言われています。
ご兄弟やお友達同士での感染拡大を防ぐため、当院では主にピンセットによる摘除術を行っています。
痛みや処置そのものに対する恐怖を訴えるお子さまで、お話ししても治療を受ける気持ちになれない場合は、
無理矢理治療を行うことでショックを与えてしまったり、病院に通うこと自体が苦手になってしまわないよう、
処置を途中で中断することがございます。
予めご了承ください。
2014年6月8日5:08 PM疣贅(ウイルス性いぼ)
疣贅とは
疣贅(いぼ)は、100種類以上あるヒトパピローマウイルスへの感染によって生じるものでウイルスの型別に症状が、異なりますがいずれの治療にももっとも効果的で確実な液体窒素療法が保険適用とされています。
液体窒素療法とは
-196℃の液体窒素を患部に合わせた大きさの綿棒に取って患部に当てる治療です。液体窒素で患部を瞬間的に凍らせることでウイルスに感染している細胞を破壊し、同時に患部周辺に炎症を起こすことで免疫細胞を活性化させ、ウイルスを排除する効果(抗ウイルス効果)があります。痛みの強さ・感じ方には個人差がありますが、一般的に治療時には冷たい氷を押し当てた時のような痛みを伴うと言われています。
治療のペース
患部の様子を見ながら1~2週間に1度のペースで行います。間隔が空くと患部にウイルスが増殖して治療効果が薄れてしまう場合がありますので、定期的な通院をお勧めします。
治療後の注意点
・患部に水疱(水ぶくれ)ができ痛みを伴うことがありますが、殆どは一両日中に治まります。小さいものであればじきに吸収される為そのまま放置していただいても大丈夫ですが、大きいものは中の液体を取り出すと治りが良くなりますので、早めにご来院ください。
・いぼはウイルス性の為、自己処理しようと削ったり、気になって触ったりしていると、数が増えたり、症状が悪化する恐れがあります。また治療後の患部に細菌が入ると化膿してしまう為、できるだけ触らず、石鹸で洗うなどして清潔な状態を保つよう心掛けてください。
完治までの期間
出来た部位や治療の進み具合(痛みの感じ方が激しく液体窒素を当てる時間・回数が少ない、患部を触って悪化させてしまった等)による個人差が大きく、一概に言うことができません。中には半年以上かかる場合もありますが、根気よく通院してください。
口唇ヘルペスご相談ください
口唇ヘルペスとは
くちびるやその周りに水ぶくれや発疹が出て、ピリピリ・チクチクするような違和感やかゆみを伴う疾患で、単純ヘルペス感染症の一種です。
普段は潜伏しているウイルスが免疫によって抑えられ活動できないため症状は出ませんが、 発熱・疲労・ストレス・強い紫外線などの刺激により免疫が低下するとウイルスが始動し症状として現れてきます。
口唇ヘルペスの治療
治療には、ウイルスの増殖を抑える“抗ヘルペスウイルス薬”の飲み薬や塗り薬を使います。
このお薬は、ウイルスが増殖しているときに効果を発揮しますので、症状が出たら、できるだけ早く使い始めることが重要です。
お薬を使用することで、症状を軽減し、治療までの期間を短くすることができます。
症状が出ている時の注意点
・「水ぶくれ」や「かさぶた」には、なるべく触れないようにしましょう。
・人にうつさないように、水ぶくれに触れたら、石けんを使って手をきれいに洗いましょう。
・また、タオルやコップは共用しないようにしましょう。
口唇ヘルペスで来院される方が増えてきています。
「風邪をひいたあとから」、「年度末で忙しく疲れがたまって」、「環境変化のストレスがあって」など、誘因は様々ですが、ここ最近、口唇ヘルペスで来院される方が増えてきています。
気になる症状が出たら、できるだけ早めに受診しましょう!
2014年3月19日4:55 PM
お肌のトラブルから美容のお悩みまで、
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