イボ(尋常性疣贅)を見つけたら早期に治療を!
イボとは、皮膚の一部が盛りあがった小さなできものです。
イボにはいくつか種類がありますが、なかでも尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)というウイルス感染によるイボが最も多くみられます。
【原因】
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚の小さな傷から侵入してイボをつくります。
。
このウイルスはどこにでも存在するため、誰でもイボができる可能性があります。
【症状】
最も多くみられるのは手足の指、足の裏です。
ひとつだけポツンとできることもあれば、多発したり、集まって面で広がることもあります。
痛みやかゆみなど、自覚症状はほとんどありません。
【治療】
自分でイボを触ったり削ったりすると、他のところへうつることがありますので、
気にはなると思いますができるだけ触らないようにしましょう。
当院では、液体窒素を用いた凍結療法(保険適用)をおこなっています。
1回で治ることはまれで、2週間おきに定期的に通院が必要です。
状態に合わせて、外用薬、ヨクイニンの内服なども処方しています。
放置すると、数が増えたり、大きくなったりして、
治るまでに数カ月~数年かかることもあります。
見つけたらすぐに皮膚科を受診し、治療を早い段階で始めることがとても大切です!
イボか、またはタコ?ウオノメ?
見た目だけで判断するのは難しいので、
迷われている方はどうぞお早めにご相談ください。
2020年3月26日2:46 PM
頭皮のニキビ
『頭皮のニキビの原因』
皮脂の分泌が多く、頭皮が脂っぽい方に多い「頭皮のニキビ」
頭皮のニキビも顔などにできるニキビと同様に毛穴が何かしらの原因で塞がってしまい(詰まる)アクネ菌が増殖し、炎症を起こすことでニキビとなります。しかも、顔や首のニキビに比べ痛み痒みが強いことが多いです。
何かしらの原因
- シャンプー剤や洗い方・洗浄力の強いシャンプーでのゴシゴシ洗い、ヘアケア剤の洗い残し。
- ストレスによるホルモンバランスの乱れなど。過度なストレスはホルモンバランスを崩しターンオーバーの乱れや皮脂の過剰分泌、角質の硬化などを起こし頭皮環境の悪化に繋がります。
- 生活習慣によるビタミン不足。特に肌の新陳代謝や髪の生成に必要なビタミンB群は、不足すると頭皮の乾燥や皮脂の過剰分泌、フケなど頭皮のトラブルを発生させ、頭皮ニキビだけでなく抜け毛や薄毛などの原因にもなります。
- 紫外線による刺激も。頭皮は、紫外線のダメージを一番受けやすい部分です。紫外線によって頭皮が乾燥すると、頭皮ニキビの原因である皮脂が過剰分泌されます。
治療
内服(ビタミン剤、抗菌薬など)外用(抗菌薬など)*頭皮にも使いやすいローションタイプの外用もございます。
*ニキビに似た症状でも頭皮湿疹などの病気である可能性も考えられます。
頭皮の湿疹には、フケや臭いを伴う脂漏性湿疹やアレルギーなどによってできる接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、アテローム(おでき)などがあります。症状によっては、頭皮全体に大量のできものが発生することもあります。そうなりますと治療も変わってきますで気になる症状がある方は、専門医の受診をおすすめします。
いよいよスギ花粉シーズン到来!
日中の日差しがだんだんと暖かくなり、春の訪れももうすぐですね♪
春の陽気に誘われて、お出かけする機会も増える時期ですが、
花粉症の方にとってはつらいシーズンの到来でもあります。
近畿地方では、早くもスギ花粉が本格的に飛び始め,
当院でも、2月上旬より花粉症対策のために受診される方が増えています。
今年の近畿地方のスギ花粉は、前年度より飛散量は少なく、ピークは3月中旬頃まで続くと予測されています。
また、スギ花粉が終わる頃にヒノキ花粉のピークが始まり、4月中旬頃までは注意が必要です。
花粉症の方は、日々の花粉情報もチェックし,外出の際はマスクやメガネを着用して万全に対策しましょう!
ここ数年の間に新しい抗アレルギー剤も増え、選択肢の幅が広がりました。
すでに薬を使用しているけれど効果が今ひとつ実感できない方、
副作用で眠気がでてお困りの方などいらっしゃいましたら、
ぜひお気軽にご相談ください。
当院は予約制ではないため、連休の前後で混み具合が多少変わりますが、
平日は11:00〜12:00、15:00〜17:00の時間帯が比較的空いており、
今現在は来院〜約30分程でご案内しています。
また、仕事や学校で平日時間がない方へ、
土曜、日曜の午前(10:00〜13:00)も診察しております。
つらい症状を長引かせないために、対策がまだの方はどうぞお急ぎくださいね。
2020年2月27日12:03 PM
蜂窩織炎
蜂窩織炎:皮膚の下から深い皮下組織まで炎症が及ぶ細菌感染。人にうつる心配はいりません。
【原因/症状】
擦り傷や虫刺されなどの傷、アトピーや湿疹、とびひや水虫などでバリア機能が失われるとそこから細菌が侵入して感染します。原因菌は溶連菌と黄色ブドウ球菌の二種類が一般的です。
- 皮膚が赤く腫れる
- 熱感(触ると熱い
- 触ると痛い
- 皮膚の周囲とはっきりとした境界がないことが特徴です
特に下肢に発症しやすい(特に膝から下の部分や足の甲、足の裏などに生じますが体のどの部分にも発症します。)
【治療】
- 抗菌薬での治療が有効です(内服、点滴)
- 状態によっては、安静と治療のため入院が必要になってきます。(入院施設の整った病院へのご紹介をさせていただきます。)
*症状に気づかれましたら早めに、お時間に余裕をもってお越しください。
2020年2月20日3:52 PM
口唇炎について
口唇(くちびる)は、カサカサ・ピリピリする、痒い、皮がめくれるなど、
冬にトラブルが多くなる部分です。
口唇は、皮膚とは違って角層が薄くて皮脂膜がなく、表面から水分が失われやすいため、乾燥する冬場は特に注意が必要です。
症状がひどくなると、口唇が腫れたり、リップラインに小さなブツブツができたりします。
また、口唇が割れたり、まわりの皮膚まで赤く炎症を起こすこともあります。
◆原因◆
・乾燥によるもの
・接触によるかぶれ(リップクリーム・口紅・歯磨き剤・食べ物など)
・体調不良(風邪・胃腸の疾患)
・刺激によるもの(喫煙・舌で唇をなめる癖があるなど)
◆口唇炎になってしまったら◆
軽症であれば、リップクリームやワセリンなどで保湿をこまめにすると改善していきます。
痒みや腫れが強い時は治療が必要です。
刺激から守るため保湿剤を何度も塗り、弱いステロイド外用薬で炎症を抑えていきます。
必要があれば、ビタミンB群、抗アレルギー薬を内服します。
また、接触が原因となるものがある場合は、それを見つけ、避けていくことが大切です。
治りにくい口唇のトラブルでお悩みの方は、皮膚科へご相談ください。
2020年1月24日11:35 AMシミケアは今の時期(うち)に
紫外線量の少ない時期にシミのケアをしませんか…
当クリニックでは、保険適応外ではございますが飲み薬・ハイドロキノン配合製剤(軟膏タイプ、コンシーラタイプ)取り扱ってございます。詳しくはスッタフまでお声掛けください。
冬は気温が低く空気が乾燥するため乾燥肌や血行不良になりやすくお肌のターンオーバーも滞りがちになってしまいます。
お肌のバリア機能が低下しないように十分な保湿をしながらしっかりとケアをしください。
2020年1月17日5:11 PM
しもやけにご注意ください⛄
朝晩の冷え込みが厳しい季節、しもやけで受診される方が増えてきました。
今回はしもやけについてご紹介します。
◆しもやけ(凍瘡)とは?◆
冷え込む季節に血液循環が悪くなることでおこります。
手足の指など末梢部分に多く発症し、
肌が露出している頬・鼻・耳などにできることもあります。
気温が4~5℃で、一日のうちの寒暖差が10℃前後になると発症しやすいとされ、
この時期や初春に多いのが特徴です。
◆症状◆
・皮膚が赤紫色~暗赤色になって腫れます。
・ジンジンするような痛痒さがあり、また、患部が温まると痒みが強くなります。
・悪化すると水ぶくれや出血がみられ、潰瘍になることもあります。
◆治療◆
血行をよくするビタミンEの内服薬や塗り薬、漢方薬、炎症や痒みを抑える塗り薬などで治療します。
患部が赤く腫れあがったり、皮膚が赤黒く変色する、出血や水ぶくれなどの症状がある場合には、早めに皮膚科を受診してくだい。
◆予防するには?◆
・外出の際は、手袋や厚手の靴下、耳当てや帽子などを活用し、保温を心がけましょう。
・先が細い靴やヒールの高い靴は足の血行不良をまねくため、長時間の着用は控えましょう。
・体を濡れたままにしておくと、皮膚表面の温度が下がってしもやけができやすくなります。
汗をかいたときはすぐに水分をふきとりましょう。
また、濡れた靴下や靴、手袋は早めに取り換えましょう。
・血行を良くするのに、お風呂で温まったり、その部分をマッサージするのも効果的です。
かかとのカサカサ
かかとのカサカサ、ひび割れでお困りではございませんか?
*かかと水虫*
保湿をしていても改善しない方、それは「水虫」ってこともあり得ます。
水虫の検査を受けてみるのもいいかもしれません。(検査は皮膚科でいつでも受けることができます。)
*乾燥*
血行不良や加齢によって、ただでさえ少ないかかとの皮脂が枯れ乾燥状態になっています。
そのために新陳代謝も悪くなり、ターンオーバーが行われず古い角質がどんどんと溜まった状態になるのです。
角質を柔らかくするような外用薬も保湿剤も多種ございますのでご相談ください。
2019年12月16日4:29 PM
帯状疱疹~痛みを残さないために~
毎年、年末年始の時期になると、帯状疱疹で受診される方が増える傾向にあります。
帯状疱疹は、体の免疫力が低下した時に発症するため、寒くなって体調をくずしたり、年末年始に慌ただしく無理をしてしまったりで、この時期に増えるとも考えられます。
◆帯状疱疹とは◆
水ぼうそうのウイルスが原因でおこります。
はじめて感染した時は水ぼうそうとして発症します。
治ってからもウイルスは体内に数十年潜んでいて、過労やストレス、加齢などで免疫力が低下すると再び活動を始めます。
ウイルスは神経に沿って移動して、帯状疱疹として発症します。
身体の左右どちらか一方に、ピリピリ・ズキズキとした強い痛みと、
これに続いて帯状に現れる赤い斑点、水ぶくれができるのが特徴です。
胸から背中にかけて最も多くみられ、全体の半数以上が上半身に発症します。
顔面、特に眼の周囲も発症しやすい部位です。
◆治療◆
抗ウイルス薬・鎮痛剤・塗り薬などを使用して治療します。
抗ウイルス薬の内服はできるだけ早く開始することが大切です。
症状が広がって重症化してしまったり、痛みをがまんしてしまうと、
帯状疱疹が治った後も数カ月~何年も痛みが残ってしまう場合があります。
(帯状疱疹後神経痛)
特に50才以上の方は約2割の方が神経痛に移行すると言われていますので、
赤い斑点や水ぶくれを見つけたらすぐに受診するようにしましょう。
2019年11月28日2:46 PM
検査を実施しております
アレルギーの検査(健康保険内での検査です)
採血:RASTという検査方法
健康保険を使用してひと月内で最大13個のアレルゲンを調べることができます。各種花粉をはじめ環境要因、食物アレルギーなど
検査結果:1週間いただいております。
パッチテスト:24種の原因物質のシートを背中に貼る検査方法
皮膚の状態を診察してからの貼付です。(皮膚の状態によっては症状が治まってからの貼付となります。)
シートを貼付し48時間後、72時間後、7日目と4回は受診していただきます。
検査結果:最終日にご報告いたします。
貼付当日、翌日の入浴はお控えいただき、なるべく汗をかかない、窮屈な下着を着けないなど検査が正確に行われるようにご協力をお願いしております。
検査は通年希望がございましたら勿論できますが、入浴できないことやなるべく汗をかかないなどのことを踏まえると今のこの時期がいいのではないかとお勧めしております。
詳しくはスタッフにお声掛けください。
2019年11月22日2:12 PM
お肌のトラブルから美容のお悩みまで、
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